U-NEXT 書籍 読みホ「令和の雑駁なマルスの歌」町田康著レビュー

令和の雑駁

U-NEXTより引用

町田康さんの短編小説「令和の雑駁(ざっぱく)なマルスの歌」のご紹介です。

このような方におすすめです
・U-NEXTで読み放題、お勧めの書籍をお探しのかた
・町田康さんの小説を読んでみたいかた
・参考文献*『石川淳全集』第1巻「マルスの歌」です。無頼派小説に触れたいかた

・内容、感想(個人です・ネタバレ少し)知りたいかた

*『石川淳全集』全10巻 筑摩書房、1961-62

発行日 2020年8月17日
著者 町田康(まちだこう)
発行者 堤天心
発行元 株式会社U-NEXT

 

U-NEXT 書籍 読みホ「令和の雑駁なマルスの歌」町田康著レビューです。 令和の無頼派小説!?

内容紹介

小説を書きあぐねている作家「私」の住むアパートに、旧知の室谷信夫が駆け込んでくる。室谷は私に抱き着くや、泣きじゃくるばかり。
「いい加減にしろや」と突き飛ばすと、目を剥いて痙攣し、眠ってしまった。いったい何があったのか? 
目を覚ました室谷が言うには――同じ会社に勤める半井寂美と交際し、将来を言い交わしていたが、4週間ほど前から様子がおかしくなった。連絡はつかず、会社で会っても目をそらす。社内の噂では、やはり同僚の男・新田と結婚が間近いという。奸智に長けた新田は仕事上でも、室谷を軽んじるばかりか罠に陥れて栄進し、室谷は無能呼ばわりされるに至った。
憤懣やるかたない室谷は、新田を「滅ぼす」、それが「正義」だと言い張る。
日中戦争のさなか、発禁処分を受けた石川淳の短編「マルスの歌」へのオマージュだろう。
ウイルスが猛威を振るう令和二年、やがて踊り出す群衆を町田は幻視している。
「優しさ」ってなんだ?

著者紹介

町田康(まちだ・こう) 1962年大阪府生まれ。作家。1997年『くっすん大黒』で野間文芸新人賞、Bunkamuraドゥマゴ文学賞、2000年「きれぎれ」で芥川賞、’01年『土間の四十八滝』で萩原朔太郎賞、’02年『権現の踊り子』で川端康成文学賞、’05年『告白』で谷崎潤一郎賞、’08年『宿屋めぐり』で野間文芸賞を受賞。
近著『ギケイキ』『ホサナ』『湖畔の愛』『猫のエルは』ほか著書多数。
音楽活動も積極的に行っている。

【筆者コメント】

多くの人がそう思っている。という言葉を聞くと、どうしてそれがわかるのだろうかと思う。なぜなら思うことはひとりびとりの内側にあって、そのすべてが言葉となって外側に出るわけではないのと違う? と思うから。そんな釈然としない気持ちを小説にしたらこんな風になりました。

U-NEXTより引用

まとめ

書き出しはYoutubeでコントを見ていてとあるので、まさに時代は令和!だと思って読んでいましたが、主人公「私」は作家だと、いうので、

途中から、難解な文章の手紙とか出てきて戸惑いました。

萩原朔太郎とか・・現国で習ったなぁ・・

同じ会社の婚約者が突然、ライバルの同僚に盗られて、落ちこんで、

復讐を思いつくのか・・と思いきや・・どんでもないラストです!

雑駁【ざっぱく】とはまとまりがなく、統一感がないこと。
日中戦争中に書いて発売禁止になったそうです。
難解なので、私には、理解できないのですが、
筆者コメントにあるように、、
私も・・釈然としない気持ちになりました。
今は、令和の戦時中という感じなんでしょうか??
有名な作家さんなので、もっと、本読まにゃあかんな・・

 

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