お勧め書籍「みんな知ってる、みんな知らない」U-NEXT書籍レビューです。
作品情報 みんな知ってる、みんな知らない
著者
チョン・ミジン
出版社
U-NEXT
2020年8月17日発行
内容紹介
作者紹介
チョン・ミジン著者
まとめ
韓国の女性作家の本を初めて読んだと思います。
少女時代の事件がトラウマとなり、記憶を閉じ込めていた、二人が、それぞれ、20年後に少しづつ思い出しますが、、その事件に興味のある人間はいません。
スポットライトが当たらなくなった他人の苦しみには、無関心。
(人間は)身勝手な存在だという、文章があります。
1995年に起こった事件と20年後の話なので、昔の方は、そこまで、SNSも発展していなかったと思いますが、20年後はネットの検索とかも使って、調べる・・みたいな内容もあり、現在の小説って感じです。
日本の報道もそうですが、悲惨な事件があったときは、無神経に被害者、加害者の家族までにインタビューしたりしますが、ほとぼり?が覚めると皆、忘れていきます。
が、事件にかかわった人たちは忘れることができないでしょう。(または、無理やり忘れる)
みんな知ってた!(けど、)みんな知らない!というのに納得します。
ドラマ化意識?ドラマになりそうな作品です。
そんなパターンのドラマもありました。