U-NEXT で

小野美由紀さんの書籍を初めて読ませて頂きました。

なんの前情報もなく、読み始めました。

写真からは想像できない表現が結構出てきますが、素敵な女性です。

装画からBLの内容かな…とは思いましたが、それを上回る重い内容でした。

主人公はまだ少年のルゥ。両親を流行り病で失い、遠縁の叔母さんの家に引き取られます。但し、自分の食い扶持は自分で稼ぎな！っていう叔母さんですので、

ルゥは、もっぱら、市場でのかっぱらいをする生活。

そんな街で同じく孤児のウォンビンと運命！？の出会いをします。

どこの国のお話？と思いましたが、国名は出てこなかったと思いますが、

架空の国？日本からの輸入、日本人の外交官とかの登場とかもありましたので、

日本ではないですが、日本を揶揄している表現もあり、悲しい😢

どんどん引き込まれていく内容で、一気に読みました。

怪しい占い師が人間の運命は骨で決まる！と言って、

ルゥもウォンビンもそれを信じ、そのくだりが結構出てきます。

確かに、死んで、火葬しても肉体は亡くなりますが、骨は残ります。

魂は？骨に宿る？

少年の繊細な心の動きを凄く繊細に表現されていて、凄い作家さんだと思いました。

『ピュア』も読んでみたいと思います。