ホットヨガで瞑想を始める方法
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ホットヨガスタジオCALDOさんに通い始めて約2年(週10回ペース)
溶岩タイム(インストラクター不在)に瞑想を始めたので、
やり方、効果等をご紹介します。
ホットヨガ・瞑想を始めてみたい方にやり方、効果等をお伝えできたらと思います。
ホットヨガでマインドフルネス瞑想を始める方法 初心者におすすめ やり方と効果
まずは、ヨガとホットヨガの違いです。
ホットヨガとヨガの違い
インドを発祥の地として、4000年以上の歴史を持つヨガ。
ヨガは長い歴史の中で多くの人、多くの国に伝わり、ときにその土地独自の文化と融合し、発展してきました。
現在、ヨガには多数の流派、種類がありますが、一般的に知られているのが、
・高温多湿な環境の中で行う「ホットヨガ」と
・常温の中で行う「ヨガ」
では、この2つの違いはどこにあるのでしょうか?
デトックス効果の高いホットヨガと筋肉量を増やすヨガ
「ホットヨガ」は、身体を動かしながら精神を養う伝統的な「ハタヨガ」から派生したヨガのひとつです。
ホットヨガは室温38~40℃、湿度55~65%程度の環境の中でヨガのポーズをとり、
大量の汗をかくので、1時間につき約1リットル以上の水分補給を要します。
キレイな水を身体に与えると、代謝が良くなりさらに発汗量が増えます。
そして、血の巡りも良くなり、それまで滞っていた部分にもキレイな血液が流れ、老廃物が押し流されるため、デトックス効果が高まります
一方、ヨガは室温や湿度の特別な調節をしていない自然な環境の中でヨガを行います。
深い呼吸をすることによって、高い集中力を得ることができ、
身体を動かしながら心のバランスを保ち、強い精神を養います。
瞑想を重視したヨガでは、身体の動きが少ないために汗をかくことはほとんどありませんが、適度な室温の中ではより多くのヨガのポーズをとることができるので、筋力が上がり筋肉量が増える傾向があります。
種類の異なるリラクゼーション効果!
ホットヨガは身体が温まり汗をかくことによって、リラクゼーション効果を発揮します。
身体が温まることで過敏になっていた神経が休まり、体内に溜まっていた老廃物と一緒にストレスが放出されます。
不要なものが体外に放出されることで、心身ともにリセットされ、精神の安定に繋がっていきます。
一方、ヨガは、「呼吸」、「ポーズ」、「瞑想」といった要素で成り立っています。
瞑想がもたらすリラクゼーション効果は、外の世界から自分の中に入り込む情報を最小限に抑え、意識を身体の内側に向けることで得られます。
継続することによって、自分の身体の変化に気づきやすくなるので、
セルフメンテナンス向きと言えるでしょう。
ホットヨガとヨガは、ポージングの違いはほとんどありませんが、その効果には大きな違いがあります。
自分と向き合いながら強い精神力を養うことができるヨガと、
内側からキレイになる、リラクゼーションの効果があるホットヨガ。
心身の変化、即効性を求めるのであれば、まずはホットヨガから始めることをおすすめします。
ホットヨガとは?その歴史を知ろう!
ホットヨガの歴史とは?
ヨガは長い歴史の中で変化し続けてきました。
現在の日本国内ではヨガの基本とも言える「ハタヨガ」や
筋肉トレーニングと瞑想を中心とする「パワーヨガ」、
デトックス効果の高い「ホットヨガ」などが注目されています。
ヨガに焦点をあてて、その歴史をご紹介します。
日本におけるヨガの歴史
ヨガの歴史
世界では1300年頃に「ハタ・ヨーガ」が完成し、除々に広まっていきました。
一方、日本国内では、平安時代から瞑想中心に行われていたという記録が残されており、1919年頃にはヨガ行者である中村天風が心身統一法を広め、その後、長い時間をかけていくつかのヨガ団体が誕生しました。
そして、1970年代に初めて起こったヨガブームでは、エクササイズ要素が加えられるなどのアレンジがされていたと言われています。
ホットヨガの歴史
現在ではすっかりお馴染みのホットヨガですが、この発祥の地は日本と言われています。
インド出身のビクラム・チョードリー氏が、日本で講師を務めていたとき、
日本の冬の寒さの中で思うようにポーズがとれないことに不自由さを感じていました。
そんな時に、暖房器具を使ってみたところ、身体が暖かくなったことで筋肉や関節がほぐれて、ポーズをとりやすくなることに気づいたのです。
これが、ホットヨガの起源であると言われています。
ホットヨガでマインドフルネス瞑想を始める
マインドフルネス と 瞑想の違い
マインドフルネスと瞑想は密接につながっていますが、違うものです。
瞑想
・瞑想の起源はいまから約5000年前の、紀元前3000から2500年のインダス文明の頃
・静かに座って意識を呼吸に集中させ、他のことが頭に浮かんだらまた意識を呼吸に戻すことを続ける
・脳がほぐれ、疲れも不安もなく穏やかな気持ちになることが瞑想の目的
マインドフルネス
・マインドフルネスの起源は1979年にアメリカ人マサチューセッツ 大学 分子生物学者のジョン・カバット・ジン博士が学んだ仏教瞑想をもとに
「マインドフルネスストレス低減法」を確立し世界中に広がりました。
・静かに座って意識を呼吸に集中している間に浮かび上がってきた思考に対し、良いか悪いかを判断を下すのではなく
「私は今そう思っている、感じているんだ」と受け入れます。
・効率的に仕事ができてストレスなく日々を生きるためにやることがマインドフルネスの目的ともいえます。
瞑想は『穏やかな気持ちになること』であることに対し、
マインドフルネスは
気づき、自覚、集中、覚醒と言い換えられます。
「今に集中している状態」を指し ます。
ジョン・カバットジン 博士 の 定義 に よる と、
マインドフルネス とは、
「 意図をもっ て今の瞬間に評価や判断を手放して
注意を払うことから、 湧き上がる気づき」 の 状態 です。
Googleの社内でも実践されるなどお馴染みになりました。
サンガ編集部; 方喰正彰. マンガでわかるグーグルのマインドフルネス革命 (サンガ)
マインドフルネス瞑想で得られる効果
心・体・思考のそれぞれの視点から、効果をご紹介します。
身体的病状の改善
慢性疼痛をはじめ喘息、糖尿病などの身体的な病状を改善します。
免疫システムの働きが向上します。
精神的な安定
不安、不眠、恐怖症や摂食障害など、精神的に困難な状況を改善します。
ストレスが軽減されリラクゼーション効果を得ることができます。
寝る前に行うことで睡眠の質の向上にもつながります。
思考
学習や記憶、感情コントロールに課する脳の領域が活性化されます。
深い集中状態を体験することで、日常生活で集中力に欠けていることにも気付きやすくなります。
始めるために準備は必要?
特別な道具は必要ありませんが、自分の意識に集中しやすい環境を整えておくことで効果が得られやすくなります。
次のようなことを意識して行いましょう。
・テレビやスマートフォンなど、音の鳴る機器の電源を切る
・アロマやお香、キャンドルなどを焚く
・リラックス&集中しやすいBGMをかける
・体を締め付けない着心地の良い服装を身に着ける
瞑想ヨガの代表的なポーズ
瞑想ヨガを行うときの代表的なポーズには「蓮華座」というポーズがあります。ひざや股関節、足首などの柔軟性が求められるポーズのため、無理のない範囲で行いましょう。
脳を休めてリラックスする効果のある「蓮華座」
座った姿が蓮の花に似ていることから「蓮華座(れんげざ)」と呼ばれるポーズは、ひざの上に手をのせるとき、手のひらを上に向けるとパワーチャージ、下に向けるとリラックス効果が得られるといわれています。
また、吸う息と吐く息の割合は1:2にして、心地良い速さでカウントを行いましょう。呼吸の流れを意識することで、集中力アップにもつながります。
<ポーズの方法>
1. 両足を前に伸ばして座る
2. あぐらをかくように、両手で右足を左ももの上にしっかりとのせる
3. 左足も両手で右ももの上にのせる
4. 頭のてっぺんが天井から引っ張られている感覚で、首と背筋をまっすぐに伸ばす
5. 両手をひざの上にのせる
6. 頭・首・背中が一直線になるように意識する
7. 目を閉じて全身の力を抜く
蓮華座を行うときの注意点
蓮華座を行う際、両ひざが床につくのが理想的ですが、難しい場合にはひざの下にクッションや座布団にのせると安定しやすくなります。
一見、あぐらを組んで座っているように見える蓮華座ですが、柔軟性が求められるポーズのため、ひざや足首に痛みや故障のある場合は控えましょう。
蓮華座を組むことが難しい場合には、片足だけを太ももにのせる「半蓮華座のポーズ」で行いましょう。
深い解放感を味わえる瞑想ヨガ
雑念を払い、自分の意識に集中することで、無意識に自分自身を追い込んでいる状態にも気付きやすくなり、不要な思い込みからも解放することができます。
<やり方>
吸う息と吐く息の割合は1:2にして、心地良い速さでカウントを行いましょう。
1. 呼吸のリズムに合わせ、お腹に注意を向けます。
2. 雑念がわきます。
3. 注意がずれた事に気づきます。
4.お腹に注意を向けなおします。
これを繰り返すだけです。
その他のヨガの種類
ハタヨガ | 肉体的なアーサナ(ポーズ)と呼吸法に重点を置いたヨガの流派 |
パワーヨガ |
「アシュタンガヨガ」という呼吸法に重点を置いたヨガをベースとし、さまざまな流派のヨガの要素を混ぜ合わせて考案された、米国発祥のヨガです |
陰ヨガ |
体と精神の深部に働きかけるヨガ |
アイアンガーヨガ |
意識を内面や体の隅々に向け、正しくポーズをとることに集中することに重点を置いたヨガ |
クンダリーニヨガ |
体内エネルギーの出入り口とされるチャクラを活性化させ、身体的な面だけではなく精神性の変化を重視したヨガです。さまざまなヨガの中でも、「最も総合的で完成されたヨガ」 |
ヴィンヤサヨガ |
一体化した呼吸とポーズに意識を向け、ポーズを止めることなく行うシークエンスにフォーカスしたヨガ |
リストラティブヨガ |
深いリラックスの状態を求めるため、呼吸に集中しながら自身の内面にフォーカスすることができるようになるヨガ |
シヴァナンダヨガ |
ポーズだけではなく、呼吸や瞑想、さらに食事にもフォーカスして総合的に心身のバランスを整えるヨガ |
ピラティス |
西洋のヨガと呼ばれ、体幹やインナーマッスルを鍛えてバランスのとれた体にすることを目的としている |
アシュタンガヨガ |
呼吸に合わせて体を動かしながら、決められた順番にポーズをとっていく、運動量の多い、エネルギッシュなヨガ |
エアリアルヨガ |
ハンモックを使って「空中で行う最新ヨガスタイル」 |
朝ヨガ |
体が眠りから覚めたばかりの状態にある朝は、副交感神経が優位になりやすい時間帯であるため、ヨガをすることで交感神経への切り替えがしやすくなるといわれます |
夜ヨガ |
夜に行い、自律神経を整えて本来のリズムに戻す働きで、寝る前に行うことで眠りの質を上げることができます。 |
ルーシーダットン |
タイに古くから伝わる健康法のひとつとして知られています。タイ式ヨガと呼ばれることもあります |
ダイエットヨガ |
消費するカロリーではなく体質の改善に重点をおくヨガ |
肩こりヨガ |
肩こりの解消、血流改善やストレッチ効果のあるヨガ |
腰痛ヨガ |
血行不良の解消や、骨盤の歪み改善、筋肉強化など腰痛改善の効果 |
ジャイロキネシス |
ダンサーのためのヨガと呼ばれバランス感覚を養い、全身を良い状態に保つというボディメンテナンスを目的とするもの |
産後ヨガ |
出産後に行うヨガ。産後は体力の低下に加え、不正出血や骨盤の歪み、ホルモンバランスの乱れによる情緒不安定など、さまざまな症状に効果があるヨガ |
ベビーヨガ |
赤ちゃんといっしょにできるヨガ。ママと赤ちゃんのスキンシップにもなります。出産直後は体が疲れているため、必ず医師の許可を得て、生後3ヵ月目以降で、赤ちゃんの首がすわってから行うようにしましょう。 |
岩盤ヨガ |
適温に温められた石の上でヨガを行うヨガ。老廃物の排出や血行促進による高いデトックス効果が期待できます |
指ヨガ |
指や手に刺激を与えることにより、得るヨガ。息を吐きながら手のひらや手の甲、指の各部位を押し、息を吸いながら緩めるのが基本の動作 |
骨盤矯正ヨガ |
骨盤のバランスを整えてくれるヨガ。 骨盤を整えることを通して、腰痛の改善だけでなく、肩こりや下半身の冷え・むくみの解消などの効果 |
SUPヨガ |
「Stand Up Paddleboard」の略で、水面に浮かせた専用ボードの上に立ち、パドルを漕いで水上を進むマリンアクティビティのこと。SUPで使用する専用ボードの上でヨガを行う |
フローヨガ |
流れるようにさまざまなポーズを、動きを止めずにとっていくヨガ |
クリパルヨガ |
サンスクリット語で「慈しみ」という意味があり、取り組む人の体験や内面を尊重しながら行うヨガ |
まとめ
ホットヨガでの瞑想は
(環境的に)毎日は無理かもしれませんが、
マインドフルネス瞑想は自宅でも、気軽にできるので、
1日10分だけ(5分でも)時間を作って始めてみませんか?
効果が実感できると思います。
本文で紹介した内容
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